こんばんは!退職願提出後2日目が平和に過ぎたきゃーです。ってか、逆に居心地がよかったりするんですけど(笑)
今日は、退職したいと思った第一の理由「社長の?な介護感」について書いてみたいと思います。
高齢者が入院すると認知症になる(認知症が進む)ってよく聞きませんか?それって、そもそも身体的機能が落ちてきた高齢者にとって、入院するほどの体調不良でめっちゃしんどいところに、寝たきり(寝かせ切り)になって白い天井ばかり見て何の刺激もない毎日をすごすことによって認知機能に支障が出るという考え方です。病院の立場になると寝かせきりなんて言葉嫌だと思います。仕方ないところも多々あると思います。今日のテーマはそこではなくて、高齢者の認知症が進む(かもしれない)環境の一つのテレビについてなんです。
長い前置きですいません。私が今勤務している施設に併設されている優良老人モームに入居しているA子さん。認知症あります。片足に外傷性の障害があって寝たきりの生活です。このA子さんについては、色々な事件がありましたが、今日のお話。
A子さんの居室は2階にあります。またの機会に触れますが、他者(スタッフ)との接触は配膳の時とパット交換の時だけです。今日の昼休憩の時にA子さんの「だれかー!」という声が何回も聞こえたので一緒に休憩をとっていた社長と私とでA子さんの話になった訳です。
私:A子さん、配膳とパット交換の時しか人と接しないんじゃ寂しいですよね s社長:でもなー、テレビつけたら認知症すすむやん?
ネットで調べてみました。確かにテレビを見る時間が長い高齢者に認知症のリスクが高くなるという意見が載っていました。しかーし、私は思うんです。一日3回の食事を持ってきて下げるだけ。一日3~4回のパット交換。それ以外誰とも話さず、それどころか呼んでも誰も来ない。殺風景な部屋で「だれかー!」という自分の声以外に何も聞こえない環境。
話し相手になる時間がない・なる気がない、どちらにしてもそんなところに放っておくならせめてテレビでもつけてあげたら目から耳からの刺激にはなるのではないかと思うのです。寂しさも少しは紛れるかもしれないなと。
その対応が「テレビをつけておくと認知症が進む」という考えを基にしているならば、なぜ入院した高齢者の認知症が進むのでしょうか。
テレビをつけておく害はあると思います。この場合A子さんにとってはどうするのがより良いのかをスタッフ皆で検討してもいいんじゃないかと思うんです。社長は介護経験ほぼゼロ。どこかで「テレビは認知症が進む」と聞いたのでしょうか。わが社は社長の言うことに異論を唱えると生きては行けません。「目から耳からの刺激は入るので一概に進むとは思えませんが」と一応反論をしてみましたが、「リモコン投げて壊すからあかんねん」で、会話終了!
私はデイサービスの職員なので、多少の意見は言えても、あまり踏み込んで介入できない雰囲気です。そんな雰囲気が嫌で退職を決めたわけなんですが。
もし、この投稿を見てくださった方がいらっしゃったならば、言い訳させてくださいね。ここに書いたのは私の考えです。もしかしたら間違っていることもかなりあるかもしれません。そこのところ、どうかご理解ください。
わが社の社長とA子さんにまつわる話、まだまだありますよ~
恐ろしや~
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